専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

エステ荘の噴水

エステ荘の噴水 巡礼の年第3年 イタリアよりS.163/R.10 A283Liszt, Franz:Années de pèlerinage troisième année "Les jeux d'eaux a la Villa d'Este この曲は、演奏活動を再開したころに弾いた一連の曲の中で、わたしにとっては重要な転換点となった作品で…

音の色

ピアノを教える早い時期に、鍵盤にシールを張ったりして、ドレミを覚えてもらうことがありますね。 こんな感じ。 そのせいかどうか、なんとなく、ドは赤、ソは青、みたいな印象を持っていませんか。 日本のこどもは、こういう色あいでピアノを習い始めるから…

世界らん展日本大賞

東京ドームで毎年2月の展示、今年はパフィオが大賞。 夜の開催が増えて、行きやすくなりました。

ハマスホイとデンマーク絵画

たしか10年ほど前、ハンマースホイの表記だったが、西洋美術館でこの人をみた。光に圧がある、質量があるのを教えられた。後ろ姿の女性は雄弁で、なにもない部屋の窓も雄弁で、新鮮だった。 今回も、新鮮さは衰えず、客は増えている。この人からは、浮遊する…

奇跡の芸術都市・バルセロナ展@東京ステーションギャラリー

コロナウイルスのせいか、静かな東京です。ステーションギャラリーもがらがらです。 バルセロナ、スペインというか、カタルーニャの光と陰、内戦はたいへんなことだったのだなと再認識。 眼を引いたのはミロ。やはり彼の色彩感覚は好きです。

ノクターン(夜想曲)

ショパンの楽曲の中では、比較的取り掛かりやすいのがノクターンと言われています。 短い曲、超絶技巧が少ない、のがその理由。しかし、つまらない曲にせず、素敵に聞かせるにはむしろたくさんの技巧と、センスが必要です。2番があまりに有名で、小学生でも…