専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

音の色

ピアノを教える早い時期に、鍵盤にシールを張ったりして、ドレミを覚えてもらうことがありますね。
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こんな感じ。
そのせいかどうか、なんとなく、ドは赤、ソは青、みたいな印象を持っていませんか。
日本のこどもは、こういう色あいでピアノを習い始めるから、そんな印象みたいです。
ソは青い空~~の影響もありますね。
音を聞くと色が「見える」のは、共感覚といわれる感覚の一種とされています。
色は、光の波長を目が認識するものです。
音は音の波長を耳が認識するもの。
光と音の翻訳が自動的に起きることがあるのでしょうか。
共感覚のような特殊性はなくても、音を聞くことができる人はイメージを蓄積していきます。
それが音の色彩になるのでしょうか。
ちなみに、ある種の薬物の影響で、音楽に色彩が見えるらしいですが、それはまた違った種類のお話。フラワームーブメントとかいう、お話でしたね。
それはさておき、音楽の色彩、も掘り下げたいテーマであります。