専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

ショパン200年の肖像

少しずつ美術館が開き始めた。
あまりお客が殺到しなさそうな、練馬区美術館のショパン、まったく密がございません。コンクールのポスターや、ピアノの森の原画もあったりして、音楽家でなくても楽しめそう。
BGMには有名どころが密やかに流れていた。いま弾いている幻想曲は、戦争の曲だと思い、でも、最後の和音は希望とともに上昇する音で、と考えていた。ヤールの版画は、戦争だった。
良き友人で、ピアニスト、ソプラノのガルシア嬢がささっと描いた彼は、親密なサロンの彼であり、お茶目なスケルツォと陽気なマヅルカを愛奏したのだろう。
久しぶりの、音楽と絵画。夏日のマスクは熱中症になるかと思ったけど、楽しかった。
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