専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

アンドラーシュ・シフ ピアノ リサイタル

シフ卿の日本公演、19日のタケミツメモリアルが最終日でした。
【プログラム】
シューマン: 精霊の主題による変奏曲 WoO24
ブラームス: 3つの間奏曲 op.117
モーツァルト: ロンド イ短調 K.511
ブラームス: 6つのピアノ小品 op.118
***
J.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻から
       プレリュードとフーガ第24番 ロ短調 BWV869
ブラームス: 4つのピアノ小品 op.119
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a「告別」
【アンコール】
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV988から アリア
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545から 第1楽章
ブラームス: アルバムの小品
シューマン: アラベスク op.18
シューマン: 「子供のためのアルバム」op.68から 楽しき農夫
シューベルト: 即興曲 変ト長調 D899-3

ペーター・シュライアー、ピーター・ゼルキン
天に召された二人の偉大な芸術家に捧げる演奏とのこと、冒頭にはシフのメッセージもあり、内容はたしかに告別だったのだと思います。
疫病の犠牲になった多数の人々、そして戦い続ける人類への祈りであったようにも思います。

チケットのもぎりなし、プログラム配布なし。
事務所のほうもいろいろ苦労されたでしょう。
本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
聴けなかった方々へ、動画配信があります。
http://youtu.be/28ClBXDR-P0
物販もなかった。
最近出た本です。数冊持参していた出版社の担当から直接購入。
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元気もらったし、せっかく閉じこもっているんだから、ピアノ練習しよう。