専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル

コンサートが中止になってばかりで、息が詰まりそう。
シフ卿はやる気満々で、開催になりました。
2020年3月12日(金) 東京オペラシティ コンサートホール

プログラム
メンデルスゾーン: 幻想曲 嬰ヘ短調 op.28「スコットランドソナタ
ベートーヴェンピアノソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78「テレーゼ」
ブラームス: 8つのピアノ小品 op.76
       7つの幻想曲集 op.116
J.S.バッハ: イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811

アンコール
J.S.バッハ: イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 op.26「葬送」から 第1楽章
メンデルスゾーン: 無言歌第1集 op.19bから 「甘い思い出」
          無言歌集第6巻 op.67から 「紡ぎ歌」
ブラームスインテルメッツォ イ長調 op.118-2
シューベルトハンガリー風のメロディ D817

アンコールがいつものようにすごかった。
プログラムは後半が良かった。イギリス組曲がやはり素晴らしかった。
今回、数カ所のリサイタルが中止になって、彼も残念だったでしょう。
会場に空席も目立ちましたが、そして多少せき込む方もいましたが特に暴動もなく(苦笑)
皆が上質な音楽に飢えていたことを知りました。

桜も咲きますね。
感染症との戦いは、地上の生命すべての課題なんだし、人類は勝ったことなどないのだから
謙虚に行きたいものです。
問われているのは、各自の品位とモラル、怖いのはウイルスなんかじゃなくて、人間の闇なんだから。

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