専門職社会人音楽家が音楽について書いています。

鎌倉の桜

今年も桜はきれいなのだけど。 都内より少し遅い桜たちです。本覚寺の枝垂れ桜。もう散ってしまいました。 安国論寺門前の枝垂れ桜

アンドラーシュ・シフ ピアノ リサイタル

シフ卿の日本公演、19日のタケミツメモリアルが最終日でした。 【プログラム】 シューマン: 精霊の主題による変奏曲 WoO24 ブラームス: 3つの間奏曲 op.117 モーツァルト: ロンド イ短調 K.511 ブラームス: 6つのピアノ小品 op.118 *** J.S.バッハ…

ピアノの弾き方@奏法論

「先生は○○門下ですね。」 医学界において、これは結構なキーワード。○○門下とか、△△大◆◆内科、などというと、大体の腕が類推できるらしいし、考え方の基本的なところは透けて見える。 ピアノはどうだろうか。やっぱり、流派によって、弾き方がかなり異なる…

アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタル

コンサートが中止になってばかりで、息が詰まりそう。 シフ卿はやる気満々で、開催になりました。 2020年3月12日(金) 東京オペラシティ コンサートホールプログラム メンデルスゾーン: 幻想曲 嬰ヘ短調 op.28「スコットランド・ソナタ」 ベートーヴェン:…

選曲

次に何を弾こうかな! 選曲の楽しみは、演奏者の醍醐味。素敵な曲だわ!は、もちろん最高のモチベーションです。 もうちょっとこの作曲家を深めよう、も良い心がけですよね。自由な大人であるわたくしは、テーマを作って1年ぐらいのまとまったプログラムを…

エステ荘の噴水

エステ荘の噴水 巡礼の年第3年 イタリアよりS.163/R.10 A283Liszt, Franz:Années de pèlerinage troisième année "Les jeux d'eaux a la Villa d'Este この曲は、演奏活動を再開したころに弾いた一連の曲の中で、わたしにとっては重要な転換点となった作品で…

音の色

ピアノを教える早い時期に、鍵盤にシールを張ったりして、ドレミを覚えてもらうことがありますね。 こんな感じ。 そのせいかどうか、なんとなく、ドは赤、ソは青、みたいな印象を持っていませんか。 日本のこどもは、こういう色あいでピアノを習い始めるから…

世界らん展日本大賞

東京ドームで毎年2月の展示、今年はパフィオが大賞。 夜の開催が増えて、行きやすくなりました。

ハマスホイとデンマーク絵画

たしか10年ほど前、ハンマースホイの表記だったが、西洋美術館でこの人をみた。光に圧がある、質量があるのを教えられた。後ろ姿の女性は雄弁で、なにもない部屋の窓も雄弁で、新鮮だった。 今回も、新鮮さは衰えず、客は増えている。この人からは、浮遊する…

奇跡の芸術都市・バルセロナ展@東京ステーションギャラリー

コロナウイルスのせいか、静かな東京です。ステーションギャラリーもがらがらです。 バルセロナ、スペインというか、カタルーニャの光と陰、内戦はたいへんなことだったのだなと再認識。 眼を引いたのはミロ。やはり彼の色彩感覚は好きです。

ノクターン(夜想曲)

ショパンの楽曲の中では、比較的取り掛かりやすいのがノクターンと言われています。 短い曲、超絶技巧が少ない、のがその理由。しかし、つまらない曲にせず、素敵に聞かせるにはむしろたくさんの技巧と、センスが必要です。2番があまりに有名で、小学生でも…

アルシデューク・ジョゼフ

年々、冬が暖かくなる。剪定の時期でも、咲いてることが多い。 古いティーローズ。寒さに弱いはずのティーは、鎌倉あたりでは冬に良い花が咲く。

肉筆浮世絵名品展

北斎の娘、応為の、吉原格子先之図を見に行った。 雪の土曜日。混んでたが、ゆっくり見れた。

ピアノの記録

演奏を再開してから、10年間ぐらいで弾いた曲をまとめてみました。 学生時代に弾いたものの焼き直しもたくさんあります。必ずどれかをピックアップして弾いているエチュードとバッハの平均律、モーツァルトの曲は記載していません。 これから、少しずつでも…

修善寺

修善寺は近い。 新幹線の三島からすぐなんだけど、三島がすでにローカル感満載、単線の伊豆箱根鉄道はSuicaが使えない。 アニメ列車が人気のようでした。 修善寺は渓流と竹林が素晴らしい。

熱海

9連休になってたので、出かけることになり、熱海。MOA美術館、念願でした。 素晴らしい美術館です。創立者の美意識が素晴らしい。 小雨で、海が見えず(涙)でも、琳派の世界を楽しみました。

ゴッホ展 上野の森美術館

金夜ダブルヘッダです。 上野の森は、紅葉がきれい、なのでしょうね。。 いつも思いますが、この美術館は、なんだかイベント会場みたいで、照明が今一つです。画面が光ってしまい、良い位置からの観賞が難しい。 夜ですが混んでいます。ゆっくり見れる程度で…

幻想ポロネーズ

2019年は幻想をテーマに弾いてきた。ショパンの幻想ポロネーズとは秋を一緒に過ごした。彼が生きた年数をかなり越えてみると、この曲が持っている底なしの悲しみが少しだけわかった気がする。 若いころは舟歌のほうが好きだったけど、今は幻想ポロネーズのほ…

吉野石膏コレクション

印象派のその先へ、というタイトル、師走の丸の内は寒く、キラキラです。 素晴らしいコレクションです。山形美術館に寄託されていて、収集には優れた審美眼と、新しい世代への期待感がはっきりと見える。日本にも、こんな精神を持っている企業があったのです…

ブダペスト展

ダブルヘッダですが、同じ美術館なので、楽勝です。まだ会期3日目で、がらがらです。 ブダペストの美術館は、街そのもの、建物も素晴らしいから、やっぱりブダペストで見るのが良いんじゃないかと思いました。

カルティエ

個人蔵が多いんですけど、お金持ちはたくさんいるのですね。 とにかくすごかった。

ツルウメモドキ

おんめさま=大功寺にていつもきれいに手入れされています。

ラファウ・ブレハッチ・リサイタル

横須賀でリサイタル。素晴らしい演奏です。なんという音色。ベートーベンの101は、自分以外の演奏を初めて聞いた。フーガ、豊かに、カンタービレで完璧だ。 シューマンのg-morソナタ、近いうちに弾こうと思った。 アンコールは、主よ人の望みの喜びよ。 ちな…

ハプスブルグ展

金夜、ダブルヘッダ。 西洋美術館にはウィーン美術史美術館から、ハプスブルグの宝物が多数。帝国、の展示であります。目玉はベラスケスのマルガリータ王女ですね。個人的には、ドルチの聖母子に会えて嬉しかった。

コートールド美術館展

金夜。 東京都美術館は、ロンドンから印象派のとても豊かな展示です。 モネの花瓶が素晴らしかった。

デュフィ

道すがら、汐留でデュフィ。 テキスタイルの展示がたくさんあり、どれも素晴らしい。色合わせを変えると、同じデザインも全く印象が、変わる。 この方、音楽家です。オーケストラは踊り、ヴァイオリンは歌って、デッサンはハーモニー。幸せ、頂きました。 マ…

アリス

横浜そごう。うさぎ。

ルノワールとパリに恋した12人の画家

オランジュリーのルノワール関連、パリの画家たち。フラメンコの帰りに寄りました。連弾の二枚、並べて見たのは初めてです。音楽って、素晴らしい。

目指す場所

音楽とは長い付き合いで、4歳からピアノを弾いている。 どういうわけか、職業音楽家にはならなかった。そこそこ学業が良かったので、経済成長真っ只中のこの国で、けっこう稼げる仕事が見つかってしまったためだろう。 でも、音楽と離れることはなくて、大学…

弾きたい・・の歴史;音楽・・の歴史

自分の演奏について記録しておこう、といつも思っているのだけど、なかなか続かない。 振り返ると、2006年ぐらいに、やっぱりピアノを弾きたいと思ったらしい。 幼少時から数えて4人目の先生についたのがこのころだったらしい。 色々あって、なんとなく音楽…